炭酸水にも軟水と硬水がある?硬度の違いと選び方をわかりやすく解説

炭酸水を選ぶとき、「強炭酸か微炭酸か」は気にしても、「軟水か硬水か」まで見ている方は多くないかもしれません。しかし、炭酸水の飲み口を大きく左右しているのは、実はベースとなる水の硬度です。

本記事では、水選びにこだわりたい方に向けて、炭酸水における軟水・硬水の違い、硬度による味の変化、シーン別の使い分けまでをわかりやすく解説します。いつもの一本を選ぶ目が変わるはずです。

炭酸水にも「軟水」と「硬水」がある

硬度とは、水に含まれるカルシウムとマグネシウムの量をもとに算出される指標で、単位はmg/Lで表されます。硬度の低い水を軟水、高い水を硬水と呼び、この区分は炭酸水にもそのまま当てはまります。つまり、炭酸水は「ベースの水の硬度」によって、軟水ベースの炭酸水と硬水ベースの炭酸水に分かれるのです。

日本の水道水や国内で採水される水の多くは軟水である一方、ヨーロッパなど海外で採水される水には硬水が多いといわれています。市販の炭酸水も同様で、国産のものは軟水ベースが中心、海外産のものには硬水ベースが多く見られます。硬度はラベルや公式サイトの品質表示で確認できます。

硬度の違いで炭酸水の味はどう変わるか

硬度の違いで飲み口は変わります。一般的な傾向を整理すると次のとおりです。

項目 軟水ベースの炭酸水 硬水ベースの炭酸水
飲み口 クセが少なくすっきり、まろやか ミネラル由来の風味があり、飲みごたえがある
口当たり 軽くごくごく飲みやすい 重め。苦みやしょっぱさを感じる場合も
日本人との相性 水道水が軟水中心のため馴染み深い 好みが分かれやすい
主な産地の傾向 国産に多い ヨーロッパ産などに多い

「海外の炭酸水を飲んだら苦く感じた」という経験の正体は、多くの場合この硬度の違いです。どちらが優れているということではなく、好みとシーンに合わせて選ぶのがこだわり派の楽しみ方です。

シーン別|軟水ベースと硬水ベースの使い分け

硬度による味の個性は、飲むシーンによって活きる場面が変わります。

シーン 向いている硬度 考え方
そのままごくごく飲む・毎日の一杯 軟水ベース クセがなく飲み飽きしにくい
和食との食事中 軟水ベース 繊細な味を邪魔しない
味の濃い料理・洋食との食事中 硬水ベースも選択肢 飲みごたえが料理に負けない
お酒などの割り材 軟水ベースが無難 素材の風味を引き立てやすい
気分を変えたいとき 硬水ベース ミネラル感のある個性を楽しむ

迷ったら、まずは軟水ベースから。日本人に馴染み深い飲み口で、飲用にも割り材にも幅広く使えます。

硬度×炭酸の強さで「自分の一本」が決まる

炭酸水の個性は、硬度と炭酸の強さ(強炭酸・微炭酸)の掛け合わせで決まります。たとえば「軟水×強炭酸」はすっきりした刺激でリフレッシュ向き、「軟水×微炭酸」は食事に寄り添うやさしい飲み口、「硬水×強炭酸」は飲みごたえ重視の個性派、といった具合です。

ラベルで硬度と炭酸の強さの2軸をチェックする習慣をつけると、自分の好みが体系的に見えてきます。「なんとなく選ぶ」から「基準を持って選ぶ」へ――これが水にこだわる第一歩です。

硬度とミネラルの付き合い方

硬度のもとになっているカルシウムやマグネシウムは、私たちのからだに必要なミネラルです。硬度の高い水ほどこれらのミネラルを多く含む計算になりますが、ミネラルの摂取は基本的に毎日の食事全体で考えるものです。

炭酸水を選ぶうえでは、「ミネラルが多いほど良い」と単純に考えるのではなく、成分表示を確認しながら、飲みやすさと続けやすさのバランスで選ぶことをおすすめします。毎日飲むものだからこそ、無理なくおいしく続けられる硬度が、その人にとっての正解です。

自作炭酸水なら「硬度」を自分で選べる

市販の炭酸水はベースの水を選べませんが、家庭用の炭酸水メーカーや重曹とクエン酸を使った方法で自作すれば、ベースの水=硬度を自分で決められます。

「軟水のすっきり感が好きだから、お気に入りの軟水で炭酸水をつくる」――そんな選び方ができるのは自作ならではです。よく冷やした水を使うと炭酸が溶け込みやすく、おいしく仕上がります。

硬度で選ぶなら知っておきたい|水の種類と海洋深層水

ベースの水そのものにも、水源や製法によっていくつかの種類があります。硬度とあわせて押さえておくと、水選びの解像度がさらに上がります。

種類 主な水源・製法 特徴
水道水 河川水・地下水などを浄水処理 法令に基づく水質基準で管理され、安価で手軽に利用できる
ナチュラルミネラルウォーター(天然水) 特定水源の地下水 採水地によってミネラルの構成や硬度が異なる
RO水(純水) 逆浸透膜(ROメンブレン)でろ過 不純物とともにミネラルもほとんど除去される
海洋深層水 水深200m以深の海水を取水し脱塩処理 低温で清浄性が高く、ミネラルバランスに特徴がある

どの水が良い・悪いということではなく、目指す味わいと用途によって適した水は異なります。

海洋深層水という選択肢

海洋深層水とは、一般に水深200メートルより深い層から取水される海水のことです。太陽光が届かない深海では表層に比べて水温が低く保たれ、清浄性が高いことが知られています。

出典:海洋深層水利用学会

海洋深層水の原水には、海水と同程度のおおむね3.4%前後の塩分が含まれていますが、市販の海洋深層水飲料は、逆浸透膜や電気透析などの脱塩処理を経て、食品衛生法に基づく清涼飲料水の規格に適合した状態で流通しています。硬度は製品ごとの調整によってさまざまです。

例えば、伊豆赤沢沖・水深800mから採水された「Body Friendly Water」は、硬度40mg/Lの軟水に仕上げられた海洋深層水100%ボトルドウォーターです。クセがなくやわらかい飲み口で、そのまま飲む毎日の一杯にも、軟水ベースの自家製炭酸水づくりにも向く一本です。硬度で水を選びたい方の選択肢として、ぜひ候補に加えてみてください。

炭酸水の軟水・硬水に関するよくある質問

最後に、炭酸水の硬度についてよく寄せられる質問にお答えします。

Q1. 軟水と硬水、どちらの炭酸水がおいしいですか?

どちらが優れているというものではなく、硬度の違いで飲み口は変わります。すっきりごくごく飲みたいなら軟水ベース、ミネラル感のある飲みごたえを求めるなら硬水ベースがおすすめです。日本人には軟水の飲み口が馴染み深いといわれています。

Q2. 日本の炭酸水は軟水が多いのですか?

日本の水道水や国内で採水される水の多くは軟水のため、国産の炭酸水は軟水ベースが中心といわれています。一方、ヨーロッパ産などの海外の炭酸水には硬水ベースのものが多く見られます。

Q3. 炭酸水の硬度はどこで確認できますか?

商品ラベルの品質表示や、販売元の公式サイトで確認できます。硬度の記載がない場合は、採水地の情報が目安になります。

Q4. 炭酸ガスを加えると硬度は変わりますか?

変わりません。硬度はカルシウムとマグネシウムの量をもとにした指標のため、炭酸ガス(二酸化炭素)を加えても硬度そのものは変化しません。炭酸水の硬度は、ベースの水の硬度がそのまま反映されます。

まとめ|炭酸水選びは「硬度」から始めよう

炭酸水にも軟水と硬水があり、飲み口の違いの正体はベースの水の硬度です。すっきり飲みたいなら軟水ベース、飲みごたえを求めるなら硬水ベース。ラベルの硬度と炭酸の強さの2軸で選べば、自分の一本がきっと見つかります。自作すれば、硬度そのものを自分で選ぶこともできます。

伊豆赤沢沖・水深800mから採水した「Body Friendly Water」は、硬度40mg/Lでクセがなくやわらかい飲み口の軟水です。毎日の一杯にも、軟水ベースの自家製炭酸水にも、気になった方はまずお試しください。

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  • 持病をお持ちの方・治療中の方は、商品の選択にあたってかかりつけ医にご相談ください。