胃腸に優しい飲み物とは?弱っているときの選び方と避けたい飲み物

食べすぎ・飲みすぎの翌日、なんとなく胃が重い日、体調を崩したあとの回復期――「今は胃腸をいたわりたい」というとき、何を飲むかで、からだへの負担は変わります。

本記事では、胃腸に優しい飲み物の3つの条件を整理したうえで、コンビニやスーパーでも手に入るおすすめの飲み物、逆に控えたい飲み物、負担をかけない飲み方のコツまでを解説します。つらい症状があるときの受診の目安もあわせてお伝えします。

「胃腸に優しい飲み物」の3つの条件

胃腸が弱っているときの飲み物選びは、次の3つの条件で考えるとシンプルです。

条件 内容 理由
①温度:冷たすぎず、熱すぎない 常温〜人肌より少し温かい程度 極端な温度は胃腸への刺激になりやすいといわれる
②刺激が少ない カフェイン・アルコール・強い炭酸・強い酸味を避ける 弱っている胃腸には刺激の少なさが第一
③濃さ:薄い・シンプル 糖分や脂肪分の濃い飲み物を避ける 濃い飲み物は消化の負担になりやすいといわれる

つまり、「常温〜温かめで、刺激がなく、薄い」飲み物が基本。この条件に最も当てはまるのが、水・白湯とノンカフェインのお茶です。

胃腸に優しい飲み物5選

飲み物 特徴 ポイント
白湯 刺激がほぼなく、からだを内側から温められる 人肌より少し温かい程度に冷まして、ゆっくり飲む
常温の水 最もシンプルで、いつでも手に入る 冷蔵庫から出してすぐではなく、常温に近づけて
麦茶 ノンカフェインの定番。香ばしく飲みやすい 冷やしすぎず、常温か温かくして
ルイボスティーなどノンカフェイン茶 カフェインを気にせず飲める 無糖のものを選ぶ
経口補水液 水分と電解質を補える 食欲がなく水分が摂りにくいときの選択肢。日常の常用は避ける

迷ったら白湯か常温の水を、少量ずつ。胃腸をいたわりたいときの飲み物は、「何かをプラスする」より「刺激をマイナスする」発想で選ぶのがコツです。

弱っているときは控えたい飲み物

普段は問題なく楽しめる飲み物でも、胃腸が弱っているときには負担になりやすいものがあります。

飲み物 控えたい理由
コーヒー・濃い緑茶・紅茶・エナジードリンク カフェインが胃への刺激になる場合があるとされる
アルコール類 胃腸への刺激が強く、水分補給にもならない
強炭酸の飲み物 炭酸の刺激とお腹の張りにつながりやすい
柑橘系など酸味の強いジュース 酸味が刺激になる場合がある
糖分の濃い清涼飲料・乳脂肪分の多い飲み物 濃い飲み物は消化の負担になりやすいといわれる
キンキンに冷えた飲み物全般 温度の刺激でお腹の調子を崩しやすい

出典:農林水産省「カフェインの過剰摂取について」

これらは「一生控える」ものではなく、胃腸が弱っている間だけの一時的なお休みと考えれば十分です。調子が戻ったら、少量から様子を見て再開しましょう。

負担をかけない飲み方のコツ

  • 一気に飲まず、コップ半分〜1杯(100〜200ml)程度を少量ずつ
  • 温度は常温〜人肌より少し温かい程度を基準に
  • 「食事で摂れない分、飲み物で水分を確保する」意識を持つ(食欲が落ちると食事由来の水分も減るため)
  • 枕元やデスクなど手の届く場所に置いて、こまめに飲める環境をつくる

なお、体調に問題がない普段の水分補給の目安は、国土交通省の「健康のため水を飲もう」推進運動によると飲み物からおおむね1日1.2リットルです。胃腸をいたわる期間も、この土台を「刺激の少ない飲み物」で無理なく維持することが大切です。

出典:国土交通省「健康のため水を飲もう」推進運動

シーン別|こんなときはこの1杯から

食べすぎ・飲みすぎの翌日

朝いちばんの白湯から始めましょう。前夜のアルコールで水分が失われている場合も多いため、午前中は水・白湯・麦茶でこまめな水分補給を。コーヒーを飲む習慣のある方も、この日はノンカフェインに置き換えるのがおすすめです。

食欲がない日・体調を崩したあとの回復期

無理に食べるより、まずは飲めるものから。常温の水や白湯を少量ずつ、水分が摂りにくいときは経口補水液も選択肢になります。飲めるようになったら、具なしの汁物やスープなど「飲む食事」へ段階的に移行しましょう。

寒い季節・冷えが気になるとき

温かい白湯やほうじ茶(カフェインは少量含むため濃さは控えめに)で、からだを冷やさない水分補給を。就寝前と起床時の白湯を習慣にすると、1日の水分の土台がつくりやすくなります。

こんなときは医療機関へ

受診の目安

強い痛みがある、症状が長く続く・繰り返す、吐き気や下痢で水分がほとんど摂れない、便に血が混じる、ぐったりしているといった場合は、飲み物での対処にこだわらず、早めに内科・消化器内科などの医療機関を受診してください。本記事は一般的な情報提供を目的としており、医学的な診断・治療を行うものではありません。持病のある方や通院中の方は、主治医の指示に従ってください。

毎日の「優しい1杯」の土台に|水の種類と海洋深層水

白湯も常温の水も、その正体は水そのものです。胃腸をいたわる期間の飲み物の主役だからこそ、水の質と飲みやすさにこだわる価値があります。水には、水源や製法によっていくつかの種類があります。

種類 主な水源・製法 特徴
水道水 河川水・地下水などを浄水処理 法令に基づく水質基準で管理され、安価で手軽に利用できる
ナチュラルミネラルウォーター(天然水) 特定水源の地下水 採水地によってミネラルの構成や硬度が異なる
RO水(純水) 逆浸透膜(ROメンブレン)でろ過 不純物とともにミネラルもほとんど除去される
海洋深層水 水深200m以深の海水を取水し脱塩処理 低温で清浄性が高く、ミネラルバランスに特徴がある

一般に、硬度の低い軟水はクセが少なくやわらかい飲み口のため、そのままでも白湯にしても飲みやすいといわれています。ごくごく飲むのがつらいときこそ、「飲みやすい水」であることが続けるカギになります。

海洋深層水という選択肢

海洋深層水とは、一般に水深200メートルより深い層から取水される海水のことです。太陽光が届かない深海では表層に比べて水温が低く保たれ、清浄性が高いことが知られています。

出典:海洋深層水利用学会

海洋深層水の原水には、海水と同程度のおおむね3.4%前後の塩分が含まれていますが、市販の海洋深層水飲料は、逆浸透膜や電気透析などの脱塩処理を経て、食品衛生法に基づく清涼飲料水の規格に適合した状態で流通しています。

例えば、伊豆赤沢沖・水深800mから採水された「Body Friendly Water」は、硬度40mg/Lの軟水に仕上げられた海洋深層水100%ボトルドウォーターで、クセがなくやわらかい飲み口が特徴です。常温でそのまま、温めて白湯にと、胃腸をいたわりたい日の1杯の土台として取り入れやすい一本です。

胃腸に優しい飲み物に関するよくある質問

最後に、胃腸に優しい飲み物について疑問に思われやすいポイントをQ&A形式で整理しました。

Q1. 牛乳は胃に優しいのですか?

諸説あり、体質やそのときの状態によって合う・合わないが分かれる飲み物です。乳製品でお腹がゆるくなりやすい方は控え、飲む場合も冷たいままではなく人肌程度に温めて、少量から様子を見ましょう。

Q2. 炭酸水は飲んでもよいですか?

胃腸が弱っているときは、強炭酸は刺激とお腹の張りにつながりやすいため控えめが無難です。飲みたい場合は無糖の微炭酸を少量ずつ、常温に近い温度で試しましょう。

Q3. 白湯はどれくらいの温度がよいですか?

沸かした湯を人肌より少し温かい程度(およそ50℃前後)まで冷まし、ゆっくり飲むのが一般的です。熱すぎる温度はかえって刺激になるため、ふうふうせずに飲める温度を目安にしましょう。

Q4. スポーツドリンクは胃腸に優しいですか?

糖分が比較的多いため、弱っているときにそのままたくさん飲むのは負担になる場合があります。汗をかいて水分と塩分を補いたい場面では、少量ずつ飲むか、水分が摂りにくいときは経口補水液を選択肢にしましょう。

まとめ|「常温〜温かめ・刺激なし・薄め」で胃腸をいたわる

胃腸に優しい飲み物の基本は、白湯・常温の水・麦茶などのノンカフェイン茶。「常温〜温かめ・刺激なし・薄め」の3条件を押さえ、少量ずつこまめに飲むことが、弱った胃腸をいたわる飲み方です。カフェイン・アルコール・強炭酸・濃い飲み物は、調子が戻るまで一時お休みに。つらい症状が続く場合は、早めに医療機関へ相談してください。

いたわりの1杯の土台に、伊豆赤沢沖・水深800mから採水した「Body Friendly Water」はいかがでしょうか。硬度40mg/Lでクセがなくやわらかい飲み口の軟水です。気になった方はまずお試しください。