朝の1杯や寝る前の習慣として人気の白湯。シンプルな飲み物ですが、いざ作ろうとすると「沸かすだけでいいの?」「温度は何度くらい?」「水道水でもいいの?」と、意外と迷うポイントが多いものです。
白湯は、一度沸かしたお湯を飲みやすい温度まで冷ました飲み物。使う水によって適した作り方が変わり、ポイントを押さえれば毎日の習慣として無理なく続けられます。
この記事では、やかん・電子レンジ・電気ケトルそれぞれの作り方の手順、飲みやすい温度と量の目安、そして白湯に使う水の選び方までを、今日から実践できる形で解説します。
白湯とは?お湯との違い
白湯(さゆ)とは、一般に、一度沸かしたお湯を飲みやすい温度まで冷ました飲み物のことです。単に温めただけのお湯と区別して、「沸かす」という工程を経たものを白湯と呼ぶことが多く、日本では湯冷ましとして古くから親しまれてきました。
味付けのないただの温かい水ですが、カフェインを含まず、カロリーもゼロ。時間帯を選ばずに飲める、もっともシンプルな温かい飲み物です。
基本の作り方:やかん・鍋で沸かす(水道水の場合)
水道水から白湯を作る場合は、やかんや鍋でしっかり沸かす方法が基本です。手順は次の3ステップです。
- やかんや鍋に、飲みたい量より少し多めの水道水を入れ、ふたをして強火にかける
- 沸騰したらふたを外し、弱火にして10分ほど沸かし続ける
- 火を止め、50℃前後(人肌より少し温かい程度)まで冷ましてから飲む
沸騰後もしばらく沸かし続けるのは、水道水のカルキ臭のもとになる塩素などのにおい成分が抜けやすくなるためです。蒸発する分を見込んで、水は少し多めに入れておきましょう。なお、日本の水道水は水質基準を満たして供給されているため、そのまま飲んでも問題ない水です。詳しくは関連記事「水道水はそのまま飲める?安全性の根拠と注意したい4つのケースを解説」をご覧ください。
沸かした白湯の作り置きは早めに
沸騰させた水は塩素の消毒効果が失われているため、雑菌が繁殖しやすくなります。作り置きする場合は清潔な保温ボトルなどに入れ、その日のうちを目安に早めに飲み切りましょう。
時短の作り方:電子レンジ・電気ケトル・ウォーターサーバー
市販のボトルドウォーターや浄水器の水は塩素を含まないため、長時間沸かし続ける必要はなく、温めるだけで手軽に白湯を作れます。忙しい朝には時短の方法を活用しましょう。
電子レンジで作る(マグカップ1杯分)
耐熱性のマグカップに水を150〜200ml注ぎ、500Wで1分30秒〜2分ほど加熱します。加熱時間は機種やワット数によって変わるため、様子を見ながら調整し、熱すぎる場合は少し置いて冷ましてから飲みましょう。
電子レンジ加熱の突沸に注意
水を電子レンジで加熱しすぎると、取り出した瞬間や振動を与えた瞬間に突然沸騰する「突沸」が起こることがあります。加熱しすぎを避け、取り出すときはカップの様子を確認してからゆっくり扱いましょう。
電気ケトル・ウォーターサーバーで作る
電気ケトルなら、沸かしたお湯をカップに注ぎ、飲みやすい温度まで冷ますだけです。少量の水(常温)を足して温度を調整すると、すぐに飲みごろになります。
温水と冷水が出るウォーターサーバーがある場合は、温水に冷水を少し加えるだけで、沸かす手間なく飲みごろの白湯が作れます。
飲みやすい温度と量の目安
白湯の温度に厳密な決まりはありませんが、人肌より少し温かい50℃前後が飲みやすい目安としてよく紹介されています。熱々のまま飲むとやけどのおそれがあるため、湯気が落ち着いて、口に含んでほっとする温かさまで冷ましましょう。
量は1回150〜200ml(コップ1杯程度)をゆっくり飲むのが目安です。一度にたくさん飲むより、起床時や寝る前など生活の節目でこまめに水分補給をすることが大切とされています。
白湯に使う水の選び方
白湯は水そのものの味がダイレクトに出る飲み物です。使う水ごとの特徴を知って、続けやすいものを選びましょう。
| 使う水 | 作り方のポイント | 特徴 |
| 水道水 | やかん・鍋で沸騰後10分ほど沸かし続ける | コストを抑えられる。カルキ臭は沸かし続けることで和らぐ |
| 浄水器の水 | 温めるだけでよい(長時間の沸騰は不要) | 塩素が低減されており手軽。カートリッジの管理が必要 |
| 市販のボトルドウォーター | 電子レンジ・ケトルで温めるだけでよい | 手軽で味が安定。硬度など好みに合わせて選べる |
なお、水は硬度の違いで飲み口が変わります。日本人になじみのある硬度の低い軟水はクセが少なく、そのまま味わう白湯に向いているとされています。
軟水の海洋深層水で作る白湯という選択肢
海洋深層水とは、一般に太陽光がほとんど届かない深さの海水を指し、表層の水と比べて低温で安定し、清浄性が高いことが知られています。
出典:海洋深層水利用学会
海洋深層水の原水には、海水と同程度のおおむね3.4%前後の塩分が含まれていますが、市販の海洋深層水飲料は、逆浸透膜や電気透析などの脱塩処理を経て、食品衛生法に基づく清涼飲料水の規格に適合した状態で流通しています。
例えば、静岡県伊東市の赤沢沖・水深800mから採水した海洋深層水100%ボトルドウォーター「Body Friendly Water」は、硬度40mg/Lの軟水で、クセがなくやわらかい飲み口が特徴です。塩素を含まないため電子レンジや電気ケトルで温めるだけで白湯になり、FSSC22000及びISO22000の認証を取得した自社工場で製造されています。毎朝の白湯習慣のベースになる水として取り入れやすい選択肢です。
よくある疑問
白湯の作り方について、気になりやすいポイントをまとめました。
白湯は水道水で作ってもいいですか?
問題ありません。日本の水道水は水道法にもとづく水質基準を満たして供給されています。カルキ臭が気になる場合は、沸騰後にふたを外して10分ほど沸かし続けると、においが和らぎ飲みやすくなります。
一度作った白湯は保存できますか?
沸かした水は塩素の消毒効果が失われているため、常温での長時間の放置は避けましょう。保温ボトルに入れて持ち歩く場合も、その日のうちに飲み切るのが目安です。基本は飲む分だけその都度作るのがおすすめです。
白湯が飲みにくいときはどうすればいいですか?
温度を少し下げると口当たりがやわらぎ、飲みやすくなることがあります。また、レモン果汁や薄切りの生姜を少し加えると風味が変わり、飽きずに続けやすくなります。まずは温度の調整から試してみましょう。
赤ちゃんの湯冷ましと白湯は同じものですか?
どちらも「沸かして冷ました水」を指し、ほぼ同じ意味で使われます。赤ちゃんの調乳や水分補給に使う場合は、粉ミルクの説明書や自治体・かかりつけの案内に従い、適切な温度まで冷ましてから使いましょう。
まとめ:白湯は「沸かして、冷ます」だけ。水選びで毎日が続く
白湯の作り方は、水道水ならやかんで沸騰後10分ほど沸かし続けてから50℃前後に冷ます、ボトルドウォーターや浄水器の水なら温めるだけ。この2パターンを覚えれば十分です。
量は1回コップ1杯程度をゆっくり。起床時や寝る前など、生活の節目の水分補給として取り入れると習慣にしやすくなります。飲むタイミングの詳しい考え方は、関連記事「白湯を飲むタイミングはいつ?時間帯別の取り入れ方と続けるコツ」で解説しています。
そして、白湯のおいしさを左右するのは水そのものです。クセの少ない軟水をベースにすると、毎日の1杯がぐっと続けやすくなります。
初めての方も安心。単品購入・定期便のどちらも選べます。
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