コーヒーは水分補給になる?カフェインの影響と上手な付き合い方

仕事のお供に、朝の一杯に、毎日コーヒーを欠かさない方は多いでしょう。それだけに「コーヒーを飲んでいれば水分補給になるのでは?」と考えたことがある方も少なくないはずです。

コーヒーの大部分は水分ですが、カフェインを含むため、水分補給のメインにするのはおすすめできません。本記事では、コーヒーと水分補給の関係、コーヒー好きの方が実践しやすい水分補給のコツ、そしてコーヒーの味を左右する「水」の選び方までを解説します。

結論:コーヒーは嗜好品として楽しみ、水分補給の主役は水に

コーヒーの成分の大部分は水分です。そのため、コーヒーを飲めば体内に水分が供給されること自体は間違いありません。「適量のコーヒーであれば水分収支を大きく崩さない」という見方もあります。

一方で、コーヒーには浸出液100mlあたり約60mgのカフェインが含まれています。これは緑茶(せん茶・約20mg)の約3倍にあたる量です。カフェインには利尿作用(尿の排出を促す働き)があるとされ、感じ方には個人差もあります。

出典:農林水産省「カフェインの過剰摂取について」

こうした点を踏まえると、コーヒーは「水分も摂れる嗜好品」と位置づけ、日常のこまめな水分補給は糖分・カフェイン・カロリーのいずれもゼロの水に任せるのが、迷いのない付き合い方といえます。

コーヒーを水分補給のメインにしないほうがよい理由

コーヒーを水代わりにしないほうがよい理由は、大きく2つあります。

①カフェインの利尿作用と過剰摂取のリスク

カフェインには利尿作用があるとされるため、コーヒーばかりで水分を摂ろうとすると、飲んだ水分の一部が排出されやすくなります。また、1日に必要な水分(飲み物からおおむね1.2リットル程度)をすべてコーヒーでまかなおうとすると、カフェインの摂取量が多くなりすぎるおそれがあります。農林水産省も、カフェインの過剰摂取に注意を呼びかけています。

②砂糖・ミルク入りは糖分とカロリーもプラスされる

砂糖やミルクをたっぷり入れたコーヒーや、市販の加糖コーヒー飲料は、カフェインに加えて糖分・カロリーも摂ることになります。水分補給のつもりで何本も飲むと、糖分の摂りすぎにつながるおそれがあるため、こちらも嗜好品として楽しみましょう。

コーヒー好きのための水分補給のコツ3つ

コーヒーを我慢する必要はありません。次の3つのコツで、コーヒーを楽しみながら上手に水分補給ができます。

①コーヒー1杯につき、水をコップ1杯

コーヒーを飲むときに、水をコップ1杯(約200ml)添える習慣をつけましょう。カフェの「チェイサー」の感覚です。口の中がリセットされてコーヒーの風味を感じやすくなるうえ、水分補給も同時にできる一石二鳥の習慣です。

②1日の水分の土台は水で確保し、コーヒーは「楽しみ」として

国土交通省の「健康のため水を飲もう」推進運動によると、飲み物から補いたい水分の目安は1日およそ1.2リットルです。この土台は水やノンカフェインのお茶で確保し、コーヒーはその上に楽しむ嗜好品と位置づけましょう。起床時や就寝前、運動や入浴の前後といった水分が不足しやすいタイミングは、コーヒーではなく水で補うのが基本です。

出典:国土交通省「健康のため水を飲もう」推進運動

③夕方以降や杯数が多い日はデカフェも活用

カフェインを控えたい時間帯や、すでに何杯も飲んでいる日は、デカフェ(カフェインレスコーヒー)に切り替えるのもひとつの方法です。コーヒーの風味を楽しみながら、カフェインの摂取量を抑えられます。

コーヒーの味を左右する「水」の選び方

ここからは、コーヒー好きの方にこそ知ってほしい「水」の話です。コーヒーの成分の大部分は水分。つまり、一杯の味わいはコーヒー豆だけでなく、淹れる水の質にも左右されます。硬度の違いで飲み口は変わり、一般に、硬度の低い軟水で淹れるとコーヒーの香りや味をすっきりと引き出しやすいといわれています。

種類 主な水源・製法 特徴
水道水 河川水・地下水などを浄水処理 法令に基づく水質基準で管理され、安価で手軽に利用できる
ナチュラルミネラルウォーター(天然水) 特定水源の地下水 採水地によってミネラルの構成や硬度が異なる
RO水(純水) 逆浸透膜(ROメンブレン)でろ過 不純物とともにミネラルもほとんど除去される
海洋深層水 水深200m以深の海水を取水し脱塩処理 低温で清浄性が高く、ミネラルバランスに特徴がある

どの水が良い・悪いということではなく、用途や目的によって適した水は異なります。飲み比べながら、自分のコーヒーに合う水を探すのも楽しみのひとつです。

海洋深層水という選択肢

海洋深層水とは、一般に水深200メートルより深い層から取水される海水のことです。太陽光が届かない深海では表層に比べて水温が低く保たれ、清浄性が高いことが知られています。

出典:海洋深層水利用学会

海洋深層水の原水には、海水と同程度のおおむね3.4%前後の塩分が含まれていますが、市販の海洋深層水飲料は、逆浸透膜や電気透析などの脱塩処理を経て、食品衛生法に基づく清涼飲料水の規格に適合した状態で流通しています。

例えば、伊豆赤沢沖・水深800mから採水された「Body Friendly Water」は、硬度40mg/Lの軟水に仕上げられた海洋深層水100%ボトルドウォーターで、クセがなくやわらかい飲み口が特徴です。コーヒーのお供の「チェイサー」として、そしてコーヒーの香り・味を引き立てる「淹れる水」として、コーヒー好きの毎日に取り入れやすい選択肢といえるでしょう。

コーヒーと水分補給に関するよくある質問

最後に、コーヒーと水分補給についてよく寄せられる質問にお答えします。

Q1. コーヒーは1日の水分量にカウントできますか?

コーヒーの大部分は水分のため、飲んだ分の水分は体内に供給されます。ただしカフェインの利尿作用があるとされること、カフェインの摂りすぎにつながることから、1日約1.2リットルの水分の土台は水やノンカフェインの飲み物で確保するのがおすすめです。

Q2. コーヒーは1日に何杯まで飲んでよいですか?

カフェインの感じ方には個人差があるため、一律の正解はありません。農林水産省はカフェインの過剰摂取に注意を呼びかけています。眠りにくさや動悸など気になるサインがあれば杯数を減らし、体調に合わせて楽しみましょう。

Q3. デカフェなら水分補給になりますか?

デカフェはカフェインの大部分が取り除かれているため、通常のコーヒーに比べてカフェインの影響を抑えられます。とはいえ製品によってわずかにカフェインが残る場合もあるため、水分補給の基本はあくまで水とし、デカフェは風味を楽しむ選択肢として活用しましょう。

Q4. コーヒーを淹れる水は軟水と硬水のどちらがよいですか?

一般に、硬度の低い軟水で淹れると香りや味をすっきりと引き出しやすいといわれています。硬度の違いで飲み口は変わるため、豆の焙煎度や好みに合わせて淹れ比べてみるのがおすすめです。

ご注意ください

本記事は一般的な情報提供を目的としており、医学的な診断・治療を行うものではありません。カフェインの感じ方には個人差があります。体調に不安がある場合は、医師などの専門家にご相談ください。

まとめ|コーヒーは楽しみ、水分補給は水で

コーヒーの大部分は水分ですが、カフェインを含むため水分補給のメインには不向きです。「コーヒー1杯に水をコップ1杯」を合言葉に、1日約1.2リットルの水分の土台は水で確保し、コーヒーは香りと味を楽しむ嗜好品として付き合っていきましょう。

そして、チェイサーにもコーヒーを淹れるのにも使う水だからこそ、質にこだわってみるのもおすすめです。伊豆赤沢沖・水深800mから採水した「Body Friendly Water」は、硬度40mg/Lでクセがなくやわらかい飲み口の軟水です。気になった方はまずお試しください。

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