「水よりお茶のほうが飲みやすい」「食事はいつも麦茶や緑茶」という方は多いのではないでしょうか。一方で、「お茶は水分補給にならない」「麦茶はダメ」といった話を耳にして、不安になった方もいるかもしれません。
結論からいうと、お茶で水分補給できるかどうかは種類次第です。本記事では、水分補給に向いているお茶と不向きなお茶、「麦茶はダメ」といわれる理由の真相、お茶と水の上手な使い分けまでを解説します。
結論:お茶での水分補給は「種類次第」
お茶が水分補給に向くかどうかを分けるポイントは、カフェインの有無です。カフェインには利尿作用(尿の排出を促す働き)があるとされており、カフェインを含むお茶は、飲んだ水分の一部が排出されやすくなります。
農林水産省の資料をもとに、主なお茶のカフェイン量(浸出液100mlあたり)と水分補給への向き不向きを整理すると、次のようになります。
| お茶の種類 | カフェイン量(浸出液100mlあたり) | 水分補給への向き不向き |
| 麦茶 | 0mg(ノンカフェイン) | 向いている |
| ルイボスティー・そば茶・コーン茶 | ノンカフェイン | 向いている |
| 玄米茶 | 約10mg | 少量のカフェインを含む |
| せん茶(緑茶) | 約20mg | メインには不向き |
| ほうじ茶 | 約20mg | メインには不向き |
| ウーロン茶 | 約20mg | メインには不向き |
| 紅茶 | 約30mg | メインには不向き |
| (参考)コーヒー | 約60mg | メインには不向き |
つまり、麦茶やルイボスティーなどのノンカフェインのお茶は水分補給に活用でき、緑茶や紅茶などカフェインを含むお茶は嗜好品として楽しむのが基本、という整理になります。
水分補給に向いているお茶
まずは、日常の水分補給に取り入れやすいノンカフェインのお茶を紹介します。
麦茶|夏の定番のノンカフェイン茶
麦茶は大麦を焙煎してつくられるノンカフェインのお茶で、香ばしい風味とすっきりした飲み口が特徴です。カフェインを気にせず飲めるため、子どもから大人まで、日常の水分補給に取り入れやすい定番の選択肢です。
「麦茶はダメ」といわれる理由の真相
「麦茶は水分補給にダメ」という説を目にすることがありますが、麦茶自体はノンカフェインで、水分補給に活用できるお茶です。「ダメ」といわれる背景には、主に次の2つの文脈があります。
- 冷やした麦茶を一度に大量に飲むと、からだを冷やしてしまうことがある
- 大量に汗をかく場面では、水分と同時に塩分(ナトリウム)の補給も必要になるが、麦茶だけでは塩分を補いにくい
いずれも麦茶そのものが悪いという話ではなく、飲み方やシーンの問題です。常温や軽く冷やした麦茶をこまめに飲み、大量発汗時は塩分補給も組み合わせれば、麦茶は水分補給の心強い味方になります。
ルイボスティー・そば茶・コーン茶など
ルイボスティーやそば茶、コーン茶などもノンカフェインで、水分補給に活用できます。風味のバリエーションが豊富なので、「水や麦茶だけでは飽きてしまう」という方のローテーションに加えるのもおすすめです。
水分補給のメインには不向きなお茶
続いて、水分補給のメインにはしないほうがよいお茶を確認しましょう。
緑茶・ほうじ茶・紅茶・ウーロン茶(カフェインを含むお茶)
せん茶(緑茶)やほうじ茶、ウーロン茶には浸出液100mlあたり約20mg、紅茶には約30mgのカフェインが含まれています。「ほうじ茶はカフェインが少ない」というイメージがありますが、せん茶と同程度のカフェインを含む点には注意が必要です。
これらのお茶は嗜好品として楽しむこと自体はまったく問題ありません。食事やリラックスタイムに適量を楽しみ、日常のこまめな水分補給は水やノンカフェインのお茶で行うという使い分けがおすすめです。
「お茶だけ」で済ませると水分が不足しやすい
「毎日お茶をたくさん飲んでいるから水分は足りている」と考えていても、飲んでいるのがカフェイン入りのお茶ばかりだと、思ったより水分を補えていないことがあります。国土交通省の「健康のため水を飲もう」推進運動によると、飲み物から補いたい水分の目安は1日およそ1.2リットル。この目安は、水やノンカフェインの飲み物を中心に確保しましょう。
お茶と水の上手な使い分け
お茶と水、それぞれが活躍するシーンを整理すると次のようになります。
| シーン | おすすめ | 考え方 |
| 食事中 | 麦茶などノンカフェイン茶・水 | 食事の味を邪魔せず水分を補える |
| リラックスタイム | 緑茶・紅茶など好みのお茶 | 嗜好品として香りや味を楽しむ |
| 起床時・就寝前 | 水 | カフェインを気にせず飲める |
| 運動時・入浴前後 | 水 | 素早くゴクゴク飲める。大量発汗時は塩分補給も |
| 日常のこまめな補給 | 水・ノンカフェイン茶 | 1日約1.2リットルの土台をつくる |
お茶の味を引き立てるのも「水」
見落とされがちですが、お茶の味わいはお茶を淹れる水にも左右されます。硬度の違いで飲み口は変わり、日本茶は一般に、硬度の低い軟水で淹れると香りや旨みを感じやすいといわれています。日本の水道水の多くが軟水であることも、日本茶の文化と相性がよかった理由のひとつとされています。
お茶を淹れる水にもこだわるなら|水の種類と海洋深層水
毎日の水分補給にも、お茶を淹れる水にも使う「水」。その水にも、水源や製法によっていくつかの種類があります。
| 種類 | 主な水源・製法 | 特徴 |
| 水道水 | 河川水・地下水などを浄水処理 | 法令に基づく水質基準で管理され、安価で手軽に利用できる |
| ナチュラルミネラルウォーター(天然水) | 特定水源の地下水 | 採水地によってミネラルの構成や硬度が異なる |
| RO水(純水) | 逆浸透膜(ROメンブレン)でろ過 | 不純物とともにミネラルもほとんど除去される |
| 海洋深層水 | 水深200m以深の海水を取水し脱塩処理 | 低温で清浄性が高く、ミネラルバランスに特徴がある |
どの水が良い・悪いということではなく、用途や目的によって適した水は異なります。価格や入手のしやすさも含めて、自分の生活スタイルに合う水を選ぶことが大切です。
海洋深層水という選択肢
海洋深層水とは、一般に水深200メートルより深い層から取水される海水のことです。太陽光が届かない深海では表層に比べて水温が低く保たれ、清浄性が高いことが知られています。
出典:海洋深層水利用学会
海洋深層水の原水には、海水と同程度のおおむね3.4%前後の塩分が含まれていますが、市販の海洋深層水飲料は、逆浸透膜や電気透析などの脱塩処理を経て、食品衛生法に基づく清涼飲料水の規格に適合した状態で流通しています。
例えば、伊豆赤沢沖・水深800mから採水された「Body Friendly Water」は、硬度40mg/Lの軟水に仕上げられた海洋深層水100%ボトルドウォーターで、クセがなくやわらかい飲み口が特徴です。そのまま飲む水分補給用としてはもちろん、お茶やコーヒーの香り・味を引き立てる「淹れる水」としても使いやすい選択肢です。
お茶と水分補給に関するよくある質問
最後に、お茶と水分補給についてよく寄せられる質問にお答えします。
Q1. 麦茶は水分補給にダメと聞きましたが、本当ですか?
麦茶はノンカフェインで、水分補給に活用できるお茶です。「ダメ」といわれるのは、冷やしすぎによるからだの冷えや、大量発汗時に塩分を補えない点を指した文脈がほとんどです。常温や軽く冷やした麦茶をこまめに飲む分には問題ありません。
Q2. 緑茶やほうじ茶しか飲まないのですが、問題ありますか?
緑茶やほうじ茶には浸出液100mlあたり約20mgのカフェインが含まれており、利尿作用があるとされるため、水分補給のメインには不向きです。嗜好品として楽しみつつ、1日約1.2リットルを目安とする水分補給の土台は、水や麦茶などノンカフェインの飲み物で確保しましょう。
Q3. お茶を淹れる水は軟水と硬水のどちらがよいですか?
日本茶は一般に、硬度の低い軟水で淹れると香りや旨みを感じやすいといわれています。硬度の違いで飲み口は変わるため、いくつかの水で淹れ比べて、好みに合うものを選ぶのもお茶の楽しみ方のひとつです。
Q4. 水分補給に最も適した飲み物は何ですか?
糖分・カフェイン・カロリーのいずれもゼロの水が基本です。飲み物からはおおむね1日1.2リットル程度を目安に、のどが渇く前にこまめに補給しましょう(国土交通省「健康のため水を飲もう」推進運動より)。麦茶などノンカフェインのお茶も、その一部に取り入れられます。
ご注意ください
本記事は一般的な情報提供を目的としており、医学的な診断・治療を行うものではありません。カフェインの感じ方には個人差があります。体調に不安がある場合は、医師などの専門家にご相談ください。
まとめ|ノンカフェインのお茶は味方、土台は「水」で
お茶で水分補給できるかどうかは種類次第です。麦茶やルイボスティーなどノンカフェインのお茶は日常の水分補給に活用でき、緑茶や紅茶などカフェインを含むお茶は嗜好品として楽しむのが基本。1日約1.2リットルの水分の土台は、水とノンカフェインの飲み物で確保しましょう。
そして、水分補給にもお茶を淹れるのにも使う水だからこそ、質にこだわってみるのもおすすめです。伊豆赤沢沖・水深800mから採水した「Body Friendly Water」は、硬度40mg/Lでクセがなくやわらかい飲み口の軟水です。気になった方はまずお試しください。
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ご注意ください
- 定期便の変更は、次回お届け予定日の10日前までに申請が必要です。
- 持病をお持ちの方・治療中の方は、商品の選択にあたってかかりつけ医にご相談ください。