スーパーで水を箱買いしているけれど、重くて運ぶのが大変。気づくと在庫が切れている。そんな悩みから「水の定期便」が気になっている方も多いのではないでしょうか。
水の定期便は、届ける周期と本数をあらかじめ決めておくと、同じ条件で自動的に届く買い方です。重い水を運ぶ手間や買い忘れが減る一方で、飲む量に合った周期、置き場所、契約条件(変更や休止の申請期限など)を事前に確認しておくことが大切です。
この記事では、定期便の仕組みからメリット・注意点、申し込む前に見ておきたい7つのチェックポイント、何本届けば足りるかの目安までを、環境省・農林水産省・消費者庁などの公的な情報をもとに整理します。
水の定期便とは?都度購入との違い
水の定期便とは、お届けの周期と本数を事前に決め、同じ条件で繰り返し届く購入方法のことです。一度申し込むと、2回目以降も決めた周期で自動的に届き、そのたびに代金が請求されます。
周期の決め方は「1か月ごと」「2週間ごと」「◯日ごと」「毎月◯日」など、サービスによってさまざまです。また、本数や周期の変更、お届けの休止には申請期限が設けられていることが多く、申し込む前に確認しておくと安心です。
ペットボトルで届く定期便とウォーターサーバーの定期配送
水の定期便には、大きく分けて2つの形態があります。ひとつはペットボトルの箱が届くタイプ、もうひとつはウォーターサーバー用のボトルが定期的に届くタイプです。
| 項目 | ペットボトルの定期便 | ウォーターサーバーの定期配送 |
| 必要な機器 | 不要 | サーバー本体の設置が前提 |
| 置き場所 | 箱を常温で保管するスペース | サーバー本体と交換用ボトルのスペース |
| 向いている使い方 | 持ち歩き・飲み切り、料理などに手軽に使いたい | 冷水・温水をすぐに使いたい |
サーバーの費用や使い勝手の比較は別の記事で扱うこととし、この記事では主にペットボトルの定期便を前提に解説します。
箱買い(都度購入)と定期便はどう違う?
店舗や通販でその都度まとめて買う「都度購入」と定期便の違いを、4つの観点で整理しました。
| 観点 | 都度購入(箱買い) | 定期便 |
| 手間(注文・運搬) | そのたびに注文や持ち帰りが必要 | 一度決めれば自動で届く |
| 価格条件 | 購入先やタイミングによって異なる | 定期便向けの価格や送料条件が設定されている場合がある |
| 量の調整のしやすさ | 必要なときに必要な分だけ買える | 周期・本数の変更で調整する(申請期限あり) |
| 在庫管理 | 残量を見て自分で買い足す | 届く量と飲む量が合えば管理の手間が少ない |
どちらが優れているというより、飲む量がほぼ一定なら定期便、量が不定期なら都度購入も選択肢と考えると選びやすくなります。
箱買いで1本あたりの価格を比べるコツは、関連記事「ペットボトルの水を箱買いするときのポイント」で解説しています。
水の定期便を利用するメリット
水の定期便の主なメリットは、次の4つです。
重い水を運ぶ手間が減る
500ml×24本や2L×6本の1箱は、中身の水だけで12L、重さにすると約12kgになります(箱や容器の重さは含みません)。これを毎回お店から持ち帰るのは、なかなかの負担です。
定期便なら玄関先まで届くため、小さな子どもを連れての買い物が多い子育て世帯や、高齢の家族と暮らす世帯でも、重い水を運ぶ手間を減らせます。
買い忘れ・在庫切れを防ぎやすい
毎日使う水が決まった周期で補充されるため、「気づいたら水が切れていた」という事態を防ぎやすくなります。在庫を確認して注文する手間がなくなるのも、忙しい毎日の中ではうれしいポイントです。
定期便向けの価格や送料の条件が用意されていることがある
定期便には、通常購入とは別の価格や送料の条件が設定されている場合があります。ただし、初回だけ価格が異なるケースもあるため、比べるときは「初回」だけでなく「2回目以降の価格」もあわせて確認しましょう。具体的な見方は、後半の「7つのチェックポイント」で紹介します。
日常の備え(ローリングストック)と両立しやすい
農林水産省は、飲料用と調理用の水として1人1日あたり3L、最低3日分として9Lの備蓄が必要になると案内しています。普段使いしながら使った分を買い足し、一定量を常に置いておく方法も紹介されています。
定期便で届く水を日常的に使いながら、常に一定量を手元に置いておけば、普段使いと備えを両立しやすくなります。
備えとしての水の置き方は、関連記事「ローリングストックで水を備える方法」で詳しく紹介しています。
申し込む前に知っておきたい水の定期便の注意点
定期便には注意しておきたい点もあります。ただし、事前に知っておけば、多くは周期と本数の設定や申込み前の確認で避けられます。
飲む量と届く量が合わないと在庫が増える
周期が短すぎたり、1回の本数が多すぎたりすると、飲み切る前に次の箱が届き、在庫が積み上がってしまいます。夏と冬で飲む量が変わるなど、季節による変化もあります。
対策は、周期と本数を自分の飲む量に合わせて見直すことです。目安の考え方は、後半の「必要量とお届け周期の目安」で具体的に解説します。
保管スペースと受け取りの手間
定期便は1箱単位で届くため、置き場所を確保しておく必要があります。直射日光や高温多湿を避け、パッケージに表示された保存方法に従って保管しましょう。農林水産省の案内では、キッチンだけでなくリビングなど複数の場所に分けて置く方法も紹介されています。
また、不在が多い場合は、受け取りの方法やお届け日の指定ができるかも確認しておくと安心です。
契約条件(回数・申請期限・2回目以降の価格)はサービスごとに異なる
定期便は2回目以降も自動で届き、請求される仕組みです。そのため申し込む前に、「何回目から条件が変わるか」「変更・休止の申請期限」「2回目以降の価格」を確認しておくことが大切です。
消費者庁は、インターネット通販での定期購入トラブルに注意を呼びかけており、注文を確定する前の最終確認画面で内容をしっかり確認すること、その画面のスクリーンショットを保存しておくことをすすめています。
空き容器の処理が定期的に発生する
ペットボトルの定期便では、空き容器が一定量出ます。分別の方法は自治体ごとに異なるため、お住まいの自治体のルールに沿って、キャップやラベルの扱いなどを習慣にしておくと続けやすくなります。
届いた水を期限内に使い切る考え方は、関連記事「ペットボトルの水の賞味期限」もあわせてご覧ください。
失敗しない水の定期便の選び方|7つのチェックポイント
申し込む前に確認しておきたいポイントを、7つにまとめました。特定のサービスの良し悪しではなく、「自分の使い方に合うか」を判断する観点として活用してください。
| チェックポイント | 確認すること |
| ①価格 | 1Lあたりの価格と、2回目以降の価格 |
| ②送料 | 送料の有無、何箱から無料か、地域による違い |
| ③お届け周期 | 月・週・日数・日付指定など、どこまで細かく選べるか |
| ④変更・休止の条件 | 回数の条件の有無、変更・休止の方法と申請期限 |
| ⑤容量と保管 | 500mlと2Lのどちらが使いやすいか、置き場所はあるか |
| ⑥水の種類と硬度 | 水の種類、硬度(mg/L)、飲み口の好み |
| ⑦賞味期限と品質表示 | 賞味期限、保存方法、製造所や品質管理の情報 |
①価格:1本・1Lあたりと2回目以降の価格で比べる
500mlと2Lのように容量が違う商品は、1本あたりではなく1Lあたりの価格に換算すると比べやすくなります。また、初回だけ価格が異なる場合もあるため、続けて利用するときの「2回目以降の価格」を基準に考えるのがポイントです。
②送料:定期便で送料がかかるか、何箱から無料か
水の価格が安くても、送料を含めると割高になることがあります。送料の有無や、何箱から無料になるか、地域によって条件が変わるかを確認し、1回あたりの総額で比べましょう。
③お届け周期:どこまで細かく選べるか
お届け周期は、月ごと・週ごと・日数ごと・日付指定など、選べる幅がサービスによって異なります。生活リズムや季節による飲む量の変化に合わせて、調整しやすいかどうかを確認しておくと安心です。
④変更・休止の条件:回数の条件と申請期限
「◯回目までは継続が必要」といった回数の条件があるかどうかを確認しましょう。あわせて、本数や周期の変更、お届けの休止をどこから手続きできるか(マイページなど)、次回お届け予定日の何日前までに申請が必要かも見ておくと、使い始めてから調整しやすくなります。
⑤容量と保管:500mlと2Lの使い分け
500mlは持ち歩きや飲み切りやすさ、2Lは料理やポットへの補充など自宅での使いやすさが特徴です。置き場所の広さや使い方に合わせて選びましょう。どちらも開封後は早めに飲み切ることを心がけてください。
⑥水の種類と硬度:毎日飲み続けやすいか
容器入りの飲用水は、原水や処理方法によって「ナチュラルミネラルウォーター」「ミネラルウォーター」「ボトルドウォーター」などに分類されています。
毎日飲む定期便では、水の種類に加えて、硬度(mg/L)や飲み口の好みで選ぶ視点も大切です。硬度の違いで飲み口は変わるため、続けて飲みやすいかどうかを基準に考えてみましょう。
⑦賞味期限と品質管理の表示
賞味期限は、定められた方法で保存した場合に、期待される品質を十分に保てると認められる期限です。届く量を期限内に使い切れるかを考えておきましょう。
出典:防災備蓄用の水は賞味期限が切れたら使用できなくなりますか。(農林水産省 消費者相談)
あわせて、製造所や品質管理の情報が公開されているかも、毎日飲む水を選ぶうえでの確認ポイントになります。
硬度による飲み口の違いは、関連記事「軟水と硬水の違い」で詳しく解説しています。
何本届けば足りる?必要量とお届け周期の目安
1人1日に飲む水の目安から逆算すると、お届け周期と本数を決めやすくなります。500ml×24本も2L×6本も1箱12Lなので、世帯人数ごとに1箱が何日分になるかを計算すると、次のようになります。
| 世帯人数 | 1日に飲む水の目安 | 1箱(12L)で足りる日数の目安 |
| 1人 | 約1.2L | 約10日分 |
| 2人 | 約2.4L | 約5日分 |
| 4人 | 約4.8L | 約2.5日分 |
※環境省が示す「飲み水で約1.2L」を1人あたりの目安とし、そのすべてを定期便の水でまかなう場合の計算です。数値はあくまで目安で、体格や季節、活動量によって個人差があります。
1人1日の飲み水の目安から考える
環境省の「健康のため水を飲もう」推進運動では、人の体から1日に出ていく水分は約2.5Lで、そのうち飲み水で約1.2Lを補う、という水分の出入りが図で示されています。
1日約1.2Lとすると、1箱12Lは1人で約10日分、2人なら約5日分です。たとえば1人暮らしなら月に3箱程度が一つの目安になります。お茶など他の飲み物もとる場合は、その分だけ必要量は少なくなります。
料理・コーヒーに使う分や備えの分も含めて決める
飲み水だけでなく、料理やコーヒー・紅茶に使う量、備えとして置いておきたい量も足して考えましょう。備えの目安は、先に紹介した農林水産省の「1人1日3L、最低3日分で9L」が参考になります。
最初は少なめの本数で始め、在庫の減り方を見ながら周期や本数を調整していくと、余らせずに続けやすくなります。
1日の水分補給の考え方は、関連記事「水分補給の目安はどれくらい?1日の量・回数・タイミングを解説」をご覧ください。
定期便で届く水の種類を比べる|水道水・天然水・RO水・海洋深層水
定期便で届く水にもさまざまな種類があり、用途や好みによって適した水は異なります。ここでは比較の基準として水道水も含め、代表的な水の特徴を整理しました。
| 項目 | 水道水 | 天然水(ナチュラルミネラルウォーター) | RO水 | 海洋深層水 |
| 原水 | 河川水・湖沼水・地下水など | 特定水源から採取した地下水 | 水道水など(原水を問わない) | 一般的に水深200〜300mより深い海水 |
| 主な処理 | 浄水処理 | ろ過・沈殿・加熱殺菌以外の物理的・化学的処理を行わない | 逆浸透膜(RO膜)でろ過 | 脱塩処理(逆浸透膜・電気透析など) |
| 硬度の傾向 | 地域によって異なる | 採水地によって異なる | 非常に低い | 製品によって異なる |
| 主な入手方法 | 蛇口から(定期便ではない) | 店頭・通販・定期便 | ウォーターサーバーの定期配送など | 店頭・通販・定期便 |
水道水は、水道法にもとづく52項目の水質基準を満たすよう管理されています。容器入りの飲用水は、原水や処理方法によって分類されており、RO水は処理方法の限定がない「ボトルドウォーター」に含まれます。
海洋深層水という選択肢と、Body Friendly Waterの定期便
海洋深層水とは、一般的に水深200〜300mよりも深いところにある海水のことを指します。太陽光が届かず、表層の海水と混ざりにくいため、表層水とは異なる性質を持つとされています。
海洋深層水の原水には、海水と同程度のおおむね3.4%前後の塩分が含まれていますが、市販の海洋深層水飲料は、逆浸透膜や電気透析などの脱塩処理を経て、食品衛生法に基づく清涼飲料水の規格に適合した状態で流通しています。
こうした海洋深層水を毎日の水として取り入れたい方の選択肢のひとつが、静岡県伊東市赤沢沖・水深800mで取水した海洋深層水100%ボトルドウォーター「Body Friendly Water」です。Body Friendly Waterの定期便の内容は、次のとおりです。
| 項目 | Body Friendly Waterの定期便 |
| お届けサイクル | 月ごと・週ごと・日ごとの間隔や、日付指定から選べる |
| 回数の条件 | 回数縛りなし |
| 商品の種類 | 500ml×24本/2L×6本の2種類 |
※定期便の変更は、次回お届け予定日の10日前までに申請が必要です。
栄養成分(100mlあたり)は、ナトリウム6.7mg、カルシウム0.25mg、マグネシウム0.78mg、カリウム0.29mgです。クセが少なくやわらかい飲み口の軟水なので、そのまま飲むだけでなく、コーヒーや料理など毎日の暮らしの中で使いやすい水です。
海洋深層水の特徴をさらに知りたい方は、関連記事「海洋深層水のメリット」をご覧ください。
よくある疑問
一人暮らしでも水の定期便は使えますか?
使えます。1人1日約1.2Lを目安にすると、1箱12Lで約10日分です。周期を長めに設定したり1回の本数を減らしたりと、調整しやすいサービスを選ぶと、一人暮らしでも無理なく続けやすくなります。
定期便なら500mlと2L、どちらが向いていますか?
持ち歩きや飲み切りやすさを重視するなら500ml、自宅での料理やポットへの補充が多いなら2Lが使いやすいでしょう。家族で用途に合わせて使い分けるのも一案です。
定期便の水が余ってしまったらどうすればいいですか?
申請期限を確認したうえで、次回以降のお届け周期や本数を見直しましょう。手元の水は賞味期限が近いものから順に使い、使った分を補充するローリングストックの考え方で日常使いに回すと、無駄なく使い切りやすくなります。
定期便で届いた水はどこに保管すればいいですか?
直射日光や高温多湿を避け、パッケージに表示された保存方法に従って保管してください。重いので床に近い棚など出し入れしやすい場所が便利です。量が多い場合は、キッチンやリビングなど複数の場所に分けて置く方法もあります。
海洋深層水は海の水なのに塩辛くないのですか?
海洋深層水の原水には、海水と同程度のおおむね3.4%前後の塩分が含まれていますが、市販の海洋深層水飲料は、逆浸透膜や電気透析などの脱塩処理を経て、食品衛生法に基づく清涼飲料水の規格に適合した状態で流通しています。
詳しくは、関連記事「海洋深層水に塩分はある?脱塩の仕組み・安全性・食塩相当量を解説」で解説しています。
まとめ:水の定期便は「必要量×周期×契約条件」で選ぶ
水の定期便は、周期と本数を決めておくと自動で届く買い方です。最後に、この記事のポイントを振り返ります。
- 定期便は、お届けの周期と本数を事前に決め、同じ条件で繰り返し届く購入方法
- メリットは、重い水を運ぶ手間が減る、買い忘れを防ぎやすい、定期向けの価格条件がある場合がある、日常の備えと両立しやすいこと
- 注意点は、飲む量と届く量のずれ、保管スペース、契約条件の確認、空き容器の処理
- 選ぶときは、価格・送料・お届け周期・変更や休止の条件・容量と保管・水の種類と硬度・賞味期限と品質表示の7つをチェック
- 1人1日約1.2Lを目安に、1箱12Lが何日分になるかから周期と本数を決める
まずは自分や家族が飲む量から周期と本数を決め、申し込む前に最終確認画面で条件を確かめましょう。
水の種類による違いは、関連記事「天然水とミネラルウォーターの違い」で詳しく解説しています。
初めての方も安心。単品購入・定期便のどちらも選べます。
- 水深800mから採水した海洋深層水
- 80種類以上のミネラル
- FSSC22000認証取得の安心品質
